こんにちは!クララです。
「中国の人口は何人?」「なぜ中国はこんなに人口が多いの?」——2017年に公開した中国人口の記事は、今でも多くの方に読まれています。ただ、当時「13.9億人で世界1位」だった中国の人口は、その後ピークを迎えて減少局面に入り、2023年にはインドに世界1位の座を譲りました。
本記事では、2026年時点で確認できる最新データをもとに、中国の人口・世界ランキング・推移・都市別人口をあらためて整理します。後半では、14億人という巨大市場に向けてWebサイトや業務システムを展開する際に押さえておきたいIT面のポイントもご紹介します。
- 中国の最新人口(2025年末)と、4年連続で減少している背景
- なぜ中国の人口はこれほど多いのか(4つの要因)
- 2026年版 世界の人口ランキングと中国の都市別人口ランキング
- 14億人市場に向けてWeb・システムを展開する際の「4つの壁」
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中国の人口は何人?【2025年末時点】
中国国家統計局の発表によると、2025年末の中国の総人口は14億489万人で、前年から339万人減少しました。2022年に1960年代初頭以来となる人口減少に転じて以降、4年連続の減少です。
| 項目 | 2025年の数値 |
|---|---|
| 総人口(年末) | 14億489万人(前年比 −339万人) |
| 出生数 | 792万人(出生率 5.63‰) |
| 死亡数 | 1,131万人(死亡率 8.04‰) |
| 60歳以上人口 | 3億2,338万人(総人口の約23.0%) |
| 65歳以上人口 | 2億2,365万人(総人口の約15.9%) |
| 都市部(城鎮)常住人口 | 9億5,380万人(都市化率 67.89%) |
出典:中国国家統計局「2025年全国人口总量为140489万人」(2026年1月19日)、同「2025年国民経済・社会発展統計公報」(2026年2月28日)
減少しているとはいえ、日本の総人口(約1億2,270万人)のおよそ11倍。都市部の人口だけでも9.5億人を超えており、市場としての規模は依然として世界有数です。
なぜ中国の人口は多いのか?4つの要因
では、そもそもなぜ中国はこれほど人口が多いのでしょうか。2017年版の記事でご紹介した要因を、あらためて整理します。
1. 広大な耕地と農業中心の歴史
中国の耕地面積は約130万平方キロメートル(約19.4億亩)と、日本の国土の約3.4倍に相当します。古くから農業が経済の中心であり、労働力としての子どもが多い家庭が好まれてきました。
2. 農業に適した地理と気候
黄河・長江流域を中心に、温暖で水資源に恵まれた平野が広がっています。食料を安定して生産できる環境が、長い歴史を通じて多くの人口を支えてきました。
3. 家族・子孫を重んじる文化
「多子多福(子どもが多いほど幸福)」という言葉に象徴されるように、家系の継承を重視する価値観が根付いており、多産が奨励されてきました。
4. 戦後の人口政策
建国後の1950〜60年代には労働力・国力の増強を目的に出産が奨励され、人口が急増しました。その後、1980年頃から一人っ子政策で抑制に転じ、2016年に二人っ子政策、2021年に三人っ子政策へと緩和されています。現在は少子化対策として、育児への経済的支援なども進められています。
世界の人口ランキング【2026年版】
国連の推計では、2023年にインドが中国を抜き、世界で最も人口の多い国となりました。2025年時点の推計値は以下のとおりです。
| 順位 | 国名 | 人口(2025年推計) |
|---|---|---|
| 1 | インド | 約14億6,390万人 |
| 2 | 中国 | 約14億1,610万人 |
| 3 | アメリカ | 約3億4,730万人 |
| 4 | インドネシア | 約2億8,570万人 |
| 5 | パキスタン | 約2億5,520万人 |
| 6 | ナイジェリア | 約2億3,750万人 |
| 7 | ブラジル | 約2億1,280万人 |
| 8 | バングラデシュ | 約1億7,570万人 |
| 9 | ロシア | 約1億4,400万人 |
| 10 | エチオピア | 約1億3,550万人 |
| 11 | メキシコ | 約1億3,190万人 |
| 12 | 日本 | 約1億2,310万人 |
出典:国連「World Population Prospects 2024」(2025年推計、UNFPA World Population Dashboardより)。※国連推計は年央人口のため、中国国家統計局の年末人口とは数値が異なります。
インドと中国の2カ国だけで約28.8億人、世界人口(約82億人)の約35%を占めています。
中国人口の推移|2022年から減少局面へ
中国の総人口は2021年をピークに、2022年から減少へ転じました。直近5年の推移は以下のとおりです。
| 年 | 総人口(年末) | 前年比 |
|---|---|---|
| 2021年 | 14億1,260万人 | +48万人 |
| 2022年 | 14億1,175万人 | −85万人 |
| 2023年 | 14億967万人 | −208万人 |
| 2024年 | 14億828万人 | −139万人 |
| 2025年 | 14億489万人 | −339万人 |
出典:中国国家統計局 各年公表値
あわせて進んでいるのが高齢化です。2025年末時点で60歳以上が総人口の約23%、65歳以上が約15.9%に達しました。生産年齢人口の減少と高齢化の同時進行は、中国でも人手不足を背景とした業務の自動化・DX投資を後押しする要因となっています。
中国の出生数・出生率の推移
人口減少の最大の要因は、出生数の急減です。二人っ子政策が始まった2016年には1,786万人(当初発表値)だった出生数は、2025年には792万人と半分以下にまで減少しました。
| 年 | 出生数 |
|---|---|
| 2016年 | 1,786万人 |
| 2017年 | 1,723万人 |
| 2018年 | 1,523万人 |
| 2019年 | 1,465万人 |
| 2020年 | 1,202万人 |
| 2021年 | 1,062万人 |
| 2022年 | 956万人 |
| 2023年 | 902万人 |
| 2024年 | 954万人 |
| 2025年 | 792万人 |
出典:中国国家統計局 各年公表値。※2016年・2017年は当初発表値。第7回国勢調査(2020年)後に、それぞれ1,883万人・1,765万人へ改定されています。
2024年は辰年効果などで一時的に増加しましたが、2025年は再び大きく減少しました。教育費・住宅費の高さや晩婚化などが背景にあると指摘されています。
中国の都市人口ランキング【2025年】
都市別に見ると、1,000万人を超える都市は18都市にのぼります。日本最大の東京都(約1,430万人)を上回る都市も少なくありません。
| 順位 | 都市 | 常住人口(2025年末) |
|---|---|---|
| 1 | 重慶 | 約3,187万人 |
| 2 | 上海 | 約2,485万人 |
| 3 | 北京 | 約2,180万人 |
| 4 | 成都 | 約2,154万人 |
| 5 | 広州 | 約1,910万人 |
| 6 | 深セン | 約1,825万人 |
| 7 | 武漢 | 約1,386万人 |
| 8 | 天津 | 約1,363万人 |
| 9 | 西安 | 約1,324万人 |
| 10 | 鄭州 | 約1,314万人 |
出典:各都市の2025年国民経済・社会発展統計公報をもとに作成(一部概数)。※重慶は市域が非常に広く、農村部を含む数値です。
全体の人口が減少する中でも、深セン・広州・上海などの沿海部の大都市や、成都・西安・武漢などの内陸の中核都市では人口の流入が続いています。中国向けにビジネスを展開する際は、どの地域のユーザーに届けるかによって、サーバーの設置場所やネットワーク構成の最適解も変わってきます。
人口データから見る中国市場とインターネット利用
ビジネスの観点で注目したいのが、中国のインターネット人口です。中国互聯網絡信息中心(CNNIC)の第57次報告によると、2025年12月時点のネット利用者数は11億2,500万人、インターネット普及率は80%を突破しました。
- ネット利用者数:11億2,500万人(日本の総人口の約9倍)
- 生成AIの利用者数:6億200万人(前年末比 +141.7%)
- 5G基地局数:483万8,000局
出典:中国互聯網絡信息中心(CNNIC)「第57次中国互联网络发展状况统计报告」、新華網(経済日報)「我国网民规模达11.25亿人 互联网普及率突破80%」(2026年2月6日)
人口は減少に転じたものの、オンライン上の市場は依然として世界最大級です。越境EC、インバウンド集客、現地法人の業務システムなど、中国のユーザーにWeb経由で届けるニーズは今後も続くと考えられます。
14億人市場に向けてWeb・システムを展開する際の「4つの壁」
一方で、日本と同じ感覚で中国向けにWebサイトやシステムを公開すると、「表示されない」「遅い」「法令違反を指摘された」といったトラブルに直面しがちです。代表的な4つの壁を整理します。
1. グレートファイアウォール(GFW)による通信制限・遅延
中国では国外との通信が検閲・制御されており、Googleのサービスや一部の海外CDN・外部スクリプトが利用できません。日本のサーバーにあるサイトは、表示が極端に遅くなったり、一部が表示されなかったりすることがあります。
▶ 関連記事:中国向けWebサイト公開時に”やってはいけない”ことと、その対策
2. ICP登録(ICP備案)
中国本土のサーバーでWebサイトを公開するには、原則としてICP登録が必要です。登録には中国の法人や所定の書類が求められ、手続きに時間を要するケースも少なくありません。
▶ 関連記事:そのICPは本当に登録されているのか?
3. データ越境規制・サイバーセキュリティ関連法令
個人情報保護法やデータセキュリティ法などにより、中国で収集した個人情報・重要データを国外へ移転する際には一定の手続きが求められます。近年も法改正が続いており、最新の動向を押さえておく必要があります。
▶ 関連記事:【2026年1月施行】中国データ越境規制の最新まとめ
4. 日中間の通信品質と業務ツールへの接続
中国拠点から日本の基幹システムやMicrosoft 365・Google Workspaceに接続する際、通信遅延や接続不安定が業務のボトルネックになりがちです。現地の規制に適合した方法で、安定した通信経路を確保することが重要です。
▶ 関連記事:中国通信規制に対応したMicrosoft 365・Google Workspaceへ接続するための環境構築
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まとめ
- 中国の人口は2025年末で14億489万人。4年連続で減少し、2023年にはインドが世界1位に
- 出生数は2016年の1,786万人から2025年は792万人へ半減。高齢化も進行中
- それでも、ネット利用者は11億人超と世界最大級のオンライン市場
- 中国向けのWeb・システム展開では、GFW・ICP登録・データ越境規制・日中間通信の「4つの壁」への対策が欠かせない
人口構造は変わりつつあるものの、中国が巨大市場であることに変わりはありません。中国向けのWebサイト公開や、現地拠点とのシステム連携をご検討中の方は、ぜひお気軽にクララへご相談ください。
