你好!ニーハオ!
クララで中国領域のIT支援を担当しているクロスボーダービジネスチームです!
「中国向けにWebサイトを公開したいけど、ICP登録って結局何をすればいいの?」 「個人でも取れる?」「費用や期間はどれくらい見ておけばいい?」
中国ビジネスの担当になって初めてICP登録という言葉を聞いた方には、こうした疑問がつきものです。実際、私たちのもとにも「サイトを公開しようとしたがポートが解放できなくて公開日が遅れた」「申請したのに何度も差し戻された」というご相談が頻繁に寄せられます。
この記事では、
- ICP登録とICPライセンスの違い
- 申請できる条件(法人要件など)
- 申請の流れと審査にかかる期間
- 実際によくある失敗パターン
を、実務経験に基づいて一つのガイドとして整理しました。
これから中国向けサイトの立ち上げを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
先にお伝えすると、ICP登録は「届出制だから簡単」というイメージとは裏腹に、書類・期間・細かい規定まで押さえるべきポイントが多く、実務では差し戻しや遅延が頻発します。だからこそ多くの企業様が、ICP登録代行サービスをご利用されてます。
ICP登録とは?なぜ必要?
ICP登録(互联网信息服务备案)とは、中国国内のサーバ・クラウドサービスからWebサイトを公開する際に義務付けられている届出制度です。管轄は中国工業和信息化部(MIIT)とその傘下の各省の通信管理局で、Webサイトの運営主体や連絡先情報を登録させることで、違法な情報発信への対応を速やかに行える体制を取っています。
中国国内サーバでWebサイトを公開する場合、ICP登録番号がないとそもそも80番・443番ポートが開放されず、サイトを公開することができません。
ICP登録とICPライセンス、実は別の手続き
ここでよく混同されるのが「ICP登録」と「ICPライセンス(ICP许可证)」です。両者は目的も申請先も異なります。
| 項目 | ICP登録(届出制) | ICPライセンス(許可制) |
|---|---|---|
| 対象 | 非経営性のWebサイト(コーポレートサイト、製品情報サイト、決済を伴わないサイトなど) | 経営性のWebサイト(ECサイト、有料コンテンツ、SaaS/ASPなど) |
| 費用 | 無料(代行費用は別) | 有料(審査・申請費用が発生) |
| 申請主体 | 外資企業でも申請可能 | 原則、内資法人のみ(一部業種を除く) |
| 難易度 | 比較的シンプル | 書類・要件ともに複雑 |
大きくわけると営利性があるかどうかという判断基準になりますが、サイト内での広告表示や会員登録機能・動画配信機能など様々な視点から判断をする必要があるため、通信管理局または接続業者に事前確認するのが確実です。
申請できるのは誰か?(必要条件)
ICP登録は、個人(中国籍・外国籍を問わず)では申請できません。 申請できるのは、原則として中国国内で登記された法人・駐在員事務所のみです。
- ICP登録:外資企業でも、中国企業との合弁企業でも申請可能
- ICPライセンス:原則中国内資法人のみ
必要書類について
申請時には、中国法人の営業許可証や責任者の写真付き身分証など複数の書類が必要になります。中国国内に本社がない場合、カラーコピーに加えてカラースキャンデータやカラー写真の提出も求められる点に注意してください。
あわせて必要になる:CN(.cn)ドメインの登録書類
ICP登録を申請するには、まず先に.cnドメインと中国国内に設置したサーバのグローバルIPが必要となります。.cnドメインを取得する際にも営業許可証のコピーや各種書類が必要となります。
.cnドメインは中国籍以外の個人名義では登録できないため、法人名義での登録が前提になります。
書類の種類が多く、一つでも不備があると審査のやり直しになります。「この書類、うちの会社の場合どう用意すればいいの?」という段階で迷われる方が非常に多いので、書類準備の時点から一度ご相談いただくのが結果的に一番早い場合がほとんどです。
ICP登録代行の流れとかかる期間
標準的な流れは次の4ステップです。
- お申し込み・ヒアリング:要件や詳細をヒアリングし、見積書・提案書を作成
- 申請書類の準備:上記の必要書類を用意
- ICP登録申請:クラウド・データセンタ・ISP事業者経由で、所在地の省・特別市の通信管理局へ申請
- ICP登録完了:審査通過後、ICP登録番号が発行される
審査期間の目安は約20営業日です。ただし、時期や混雑状況によっては最長で2ヶ月程度かかるケースもあるため、公開スケジュールから逆算して早めに動き出すことをおすすめします。
「サイト公開日が決まっているのに、ICP登録がボトルネックになっている」というご相談は珍しくありません。特にステップ2の書類準備でつまずくと、そのまま審査期間が押してしまいます。公開日から逆算して間に合うか不安な方は、その時点でお問い合わせいただければ、スケジュールごとご提案します。
ICP登録番号が発行されたあとにやるべきこと
ICP登録が完了したら、最後にもう一つだけ作業が残っています。
- 通信管理局から発行された番号は、Webサイトの全てのページの最下部に記載してください
- 画像で記載することは禁止されています(必ずテキストで表示)
以下の例は、Alibaba.comのWebサイトです。
https://www.alibaba.com/

赤枠の左が「公安登録番号」、右が「ICP登録番号」です。
「公安登録番号」はICP後に公安当局へネットワーク安全届出や運営者情報・緊急連絡先などを登録いただくことで発行される番号です。WEBサイトの公開時にはこちらも必須となりますのでご注意ください。
よくある失敗・つまずきポイント策
実務でご相談を受ける中で、特に多いのが次のようなケースです。
- ドメインが中国のレジストラ以外で取得されている:中国国外のレジストラで取得したドメインはICP取得が原則不可となります。
- ドメイン所有者と申請者が一致していない:ドメインの登録名義とICP申請者は同一である必要があります。
- 番号を画像で掲載してしまう:発行されたICP登録番号はテキストで掲載する必要があり、画像での掲載は禁止されています。
- 公開後の変更を届け出ていない:Webサイトの管理者やサーバIPアドレスなどが変わった場合、速やかに届け出なければ、サイト閉鎖や処罰の対象になり得ます。
- 「非経営性だから大丈夫」という思い込み:広告表示や会員機能の追加によって経営性とみなされ、後から追加の許可が必要になるケースがあります。
いずれも「事前に確認していれば防げた」類の失敗です。特にドメインの取得元と名義は、サイト構築に着手する前の段階で必ず確認しておきたいポイントです。
これらのチェックポイントは、代行サービスであれば申請前にまとめて確認するため、そもそも差し戻しが起きにくくなります。「自分たちのケースが失敗パターンに当てはまっていないか不安」という方は、申請前の段階で一度チェックしてもらうだけでも価値があります。
👉 ICP登録の詳細や、代行サービスにご興味がある方はこちらをご覧ください:
ICP登録代行サービス
※なお、「中国サーバは置きたくない」「ICP登録そのものを避けたい」という場合には、日本サーバのまま中国からのアクセスを改善する『Express China(極速中国)』という選択肢もあります。ご希望の運用方針に応じて、ご提案可能です。
詳細はこちらをご覧ください:Express China サービスページ
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中国国内サーバで公開するすべてのWebサイト |
| 申請できる主体 | 中国国内登記法人・駐在員事務所(個人不可) |
| 審査期間 | 約20営業日(最長2ヶ月程度かかる場合あり) |
| ICP登録代行費用目安 | 個別見積 |
| よくある失敗 | ドメイン取得元・名義不一致、番号の画像掲載、変更未届出など |
最後に:ご相談はクララ株式会社まで
中国向けWeb展開、何から始めればいいかわからない…
そんなお悩みに、クララ株式会社はインフラとIT現地事情に詳しい専門家として伴走します。
- ICP登録の要否診断、ICP登録支援
- 中国向けページの表示速度最適化
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