AWS(北京)基礎編(5/5) 北京リージョンAPIへのアクセス

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AWS(北京) の連載記事5回目になります。

 

AWS(北京)のAPI

AWS(北京)のAPIをAWS-CLIで叩いてみました。

結論を先に言うと普通に使えます。

ちなみに今までの記事では、AWS(中国)と書いていましたが、今後はAWS(北京)と書きたいと思います。

中国のAWSの会社名は、中国語表記と英語表記でそれぞれ以下となります。

  • 亚马逊通技术服务(北京)有限公司
  • Amazon Connect Technology Services (Beijing) Co., Ltd.

アクセスキー、シークレットアクセスキー、リージョンの設定

region = cn-north-1 だけですね。通常と違うところは。

上記例では、グローバルアカウントの方を[default]プロファイルで残しつつ、北京アカウント用に[beijing]というプロファイルを追加しました。

以上です!あとは同じ!

これだけではちょっと寂しいので、もうちょっとだけ。

AWS(北京)では人民元(CNY)の応答

AWS料金はUSD(米ドル)で支払うことになっています。

Tokyoリージョンを使っていても、USD支払いですよね。

AWS(北京)は、人民元(CNY)払いです。

通常は、–dimensions ‘{“Name”:”Currency”,”Value”:”USD”}’ なのですが、

今回は、–dimensions ‘{“Name”:”Currency”,”Value”:”CNY”}’ のように書いています。

AWS(北京)APIとの通信をキャプチャして見る

通信をキャプチャする方法はいろいろあると思いますが、今回はOWASP Zapを使用しました。

owaspzap

ローカルPC上でOWASP Zapをプロキシーサーバとして動かし、そこでキャプチャしています。

上記の画面キャプチャは、以下のAWS-CLIを実行した時のものです。

monitoring.cn-north-1.amazonaws.com.cn がAPIサーバなのかなーとか、whois引くと確かに北京にありそうだなーとか、わかります。

httpsで通信するようで、SSL証明書を検証しないように–no-verify-ssl をつける必要がありました。

まとめ

AWS(北京)も普通にAPI使えそうですね。

「マネージメントコンソールで人民元表記されているけど、内部的にはUSDなんじゃない?」と疑っていましたが、そんな幻想は吹っ飛びました。

完全に中国仕様だ。

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