China Connectの導入で日中間ネットワークに自信。中国全土から基幹システムに24時間365日安定的に接続。
稲畑産業株式会社
岡本 剛 氏
情報システム室 グローバル基盤部 運用管理課
荒木 秀典 氏
情報システム室 グローバル基盤部 運用管理課
吉田 達彦 氏
稲畑産業株式会社
グループ全体では海外17カ国60拠点余りに渡って事業を展開しており、中国では北京・上海・広州、また台湾、香港を含め北東アジアにも多数拠点を構えており、拠点間の緊密な情報ネットワークを構成している。
- 中国現地で接続ポイントと専用回線を契約していたが、輻輳(ふくそう)が発生し、トラブルが起きていた。
- 中国現地で契約していた専用回線は割高で、中国現地支店の負担費用が増えていた。
- 当時の中国現地の専用線のままSAP基幹システムを導入した場合、安定性に不安があった。
- ChinaConnectの導入時に、帯域を広げ契約したことで、導入後トラブルがほとんど起きていない。
- ChinaConnectを導入したことで、当時の費用の1/2の金額に収めることに成功。
- ChinaConnectの導入で、24時間365日、日中間を安定的かつ速いまま接続ができている。
01
24時間365日繋がる安定性・スピードを新しい回線には求めていた
2018年にグレートファイヤーウォールの規制が強くなり、日本・大阪本社-中国・上海や、日本・大阪本社-広州・深圳・大連など日本と中国の各拠点をインターネットVPNで接続していたが、IPsecでのVPN接続が出来なくなった。
また、2015年頃から稲畑産業株式会社ではSAP基幹システムの導入を海外主要拠点に対して行っていた。それまで各海外拠点毎に現地システムを利用しており、中国は中国内で完結していた。しかしSAPの導入にあたって、この辺りの整備も必要となっていた。
また、日本のSAPサーバにある基盤システムに、海外現地からアクセスをしてもらうことを踏まえ、24時間365日繋がる安定性とスピードが担保される必要があった。
「長いトラブルだと、丸1日通信が出来ない時があり、中国支店に対して、”回線の調子が悪くシステムが使えません”などと、運営管理課からアナウンスをしたことがあります。中国で1日通信がダウンするというのは、大問題です。」と荒木氏と吉田氏は話す。
02
China Connectの導入効果は、基幹システムへの安定接続
China Connectを契約してからは、それまでかかっていた費用が1/2ほどになり、中国現地支店の回線費用負担も軽減された。また障害もなく、安定して基幹システムを利用できているという。
「China Connectを本格導入した際に帯域を広げたこともあり、導入後目立った回線トラブルや輻輳(ふくそう)もなくなりました。安定的に基幹システムに接続できていることが嬉しい導入効果です。トラブルが起きていた以前の状況を忘れかけていました。また、クララは、障害が起きた際には、事後対応も含めて提案をスムーズに行ってくれるので、非常に柔軟な対応をしてくれていると感じています。私たちの2022年度の目標は、世界の拠点のネットワーク品質管理の課題を改善し、さらに向上させることです。」と荒木氏は話す。
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China Connect日中間の通信遅延の影響を最小にし、高速且つセキュアなVPN環境を実現。業務に必要な各種SaaS、Webサイトへのスムーズなアクセスを可能にします。