中国各地から通信速度(Ping疎通)を比較する(2015年8月)
北京は8月末に入り、少しずつ涼しくなっています、長い暑い夏はやっと終わりました。
この記事の目次
Ping疎通のテスト概要
最近中国のインターネットについて聞かれることが増えたので、簡単な疎通状況をまとめて分析しようと思いました。
今クララでは中国内陸で北京2拠点と上海1拠点のIDCがあります。
また、北京でパブリッククラウドサービスも提供しています。
今回は、中国各地から北京IDC、上海IDC、鴻図雲(ニフティクラウドをベースにしている中国クラウドサービス)、阿里雲(阿里巴巴で提供しているクラウドサービス)までのPing疎通状況をチェックしました。
中国のキャリアについて、ご存知の方も多いと思いますが、特に有名な三大キャリアを簡単にご紹介します。
- 中国電信(China Telecom):中国で一番大きなISPで、特に中国の南方に強い
- 中国聯通(China Unicom):中国二番目のISPで、携帯電話業界でも力を伸ばしてる。中国の北部に強い
- 中国移動(China Mobile):中国で一番大きいなモバイルプロバイダで、ISPもやっているがCTやCUほどのシェアはない
後は、教育綱、科技綱、及びCT、CU、CMのリソースを利用してISPをやっている他の会社(下級プロバイダ)があります。
今回のテストは、「中国電信」、「中国聯通」、「中国移動と他のISP」三種類で行いました。
テスト内容は、各キャリアの拠点から、対象環境までPing遅延時間の比較です。
テスト結果
※以下グラフでは、鴻図雲を「HongTuYun」、阿里雲を「AliYun」と記載しています。
この結果は、テスト時点のネットワーク状況に依存していますが、概ね実際の状況を反映しています。
今回は4台のみでのテストでしたが、また次回サーバの種類を増やしてやってみたいと思います!
それではまた。