Nutanix Prismとは?機能や導入効果をご紹介致します。
この記事の目次
Nutanix Prismとは
「Nutanix Prism」は、仮想化基盤を管理することができるWebで利用可能な管理ツールです。
いかにパソコンから多くのユーザーが快適に利用できるかを追求した、とてもわかりやすいインターフェースにこだわっています。
Nutanix Prismは、Web上からワンクリックするだけで操作が可能なので、運用における負荷を大幅に軽減できます。
また、運用担当スタッフはブラウザから共通の画面を見ながら操作できるので、インフラを意識する必要がなく、管理画面のみで運用が完結するという点も大きなメリットです。
Nutanix Prismがもつ機能
1クリックでさまざまな項目を確認できる
Nutanix Prismを利用することで、仮想化している環境を一つの画面でまとめて管理できます。
仮想マシンがどのような構成で難題稼働しているか、正常運用できているかなどを、一画面で見ることができるため便利ですし、それぞれのシステムで別の管理ツールを使用することなく、他の管理ツールもPrism Cantralの画面からまとめて管理できるので、とても効率的です。
また、分析画面も1クリックで確認可能です。
必要なデータを監視できるチャートを作ることができるほか、他のシステムの情報を同じ画面で確認できます。
さらにこれらのデータは1年間保管しておくことができ、JSONやCSV形式でエクスポートすることもできるので、1年以上データを保存する必要がある際に活用できます。
その他、データの経路が確認できるネットワーク管理画面や、仮想環境上で調べたい内容を検索エンジンのように検索できるシステムなども、Web上でワンクリックで操作可能です。
1クリックでさまざまなプログラムを実施できる
これまで、業務をストップして行わなければならないこともあったソフトウェアのバージョンアップが、Nutanix Prismからワンクリックで実行できます。
機能の追加や拡張においても、管理画面からワンクリックでインストール可能。
通常業務に負荷をかけることなく、常に最新の状態で仮想環境を利用できるので、システムの機能改善やセキュリティの強化作業も手軽に行なえます。
さらに、Nutanix Prismでは障害の切り分けも画面上でスピーディーに行える点が特徴です。
これまでは、システムに障害が発生した際はストレージなどのログをチェックしながら原因の切り分けを行なっていましたが、Nutanix Prismでは画面のアイコンをドリルダウンするだけでシステム各所のチェックを行ない、障害の原因を見つけ出してくれます。
また、Nutanix Prismを利用することで仮想環境に仮想マシンを作成し、その運用もNutanix Prismの画面から行なうことが可能です。
1クリックでさまざまな予測ができる
Nutanix Prismを利用して将来のリソース使用状況を予測できるので、今後いつごろ拡張作業を行うべきかなどの検討をつけやすいです。
また、仮想マシンのリソースが適切かどうかなどの状況も判断してくれるので、問題が合った場合はすぐに解決できます。
さらには、将来的に予測したいワークロードを登録しておくと、今後必要となるリソースを予測してくれます。
Nutanix Prismの導入効果
業務への支障が起きにくい
Nutanix Prismを活用することで、障害発生時の切り分けをスピーディーに行なうことができ、かつ素早く対応できるため、トラブルで業務が止まってしまう可能性が大幅に低くなります。
また、将来の運用に関して簡単に予測できる点も、業務効率化に役立ちます。
幅広い運用を手軽に行なえる
ソフトウェアのバージョンアップや拡張がワンクリックで行なえるなど、運用が非常に手軽なので、誰でも戸惑うことなくシステムを管理できます。
画面にコマンドを入力して管理する、という複雑な操作が必要ないので、専門的なエンジニアでなくても運用しやすいです。
そのほか、データの分析なども一画面で行なえるなど、Nutanix Prismを利用してできることが非常に幅広い点も特筆すべき点だといえます。
コスト削減につながる
Nutanix Prismはサーバー、ストレージ、3Tierの管理を行なうことができるので、それぞれの管理や運用を行なうコストを考えると、こちらも大幅なコストダウンにつながります。
また、3Tierの管理には専門的な知識を必要としますので、これまでは専門の担当者を用意しなければなりませんでしたが、Nutanix Prismを利用すれば簡単に操作できるので、この点も人件費の削減に一役買ってくれます。
Nutanix Prismひとつで運用におけるさまざまな機能を果たす変わりに、リスク分散しにくいというリスクがありますが、多くのシェアを誇るNutanixのハイパーコンバージドインフラであれば、安定した運用が期待できます。