【完全ガイド】制作会社向けPleskライセンスの選び方

こんにちは!クララのマーケティングチームです!

最近、「サイト数が増えてきて管理が大変」「WordPressやメールの設定に手が回らない」といったご相談を制作会社さまから多くいただいています。

そんなときにおすすめなのが、GUIで一括管理できるサーバ管理ツール「Plesk(プレスク)」です
複数のWebサイト、ドメイン、SSL証明書、WordPress、メールなどをまとめて効率よく管理できるため、制作現場の作業負荷を大幅に削減できます。

本記事では、Pleskのライセンスごとの違いや機能の比較、制作会社にとって本当に必要な構成の選び方を徹底解説。
「どのライセンスが合っているのか分からない」という方も、この記事を読めばすっきり判断できるはずです。

Pleskとは?制作会社が導入すべき理由

Pleskは、以下のような管理業務をブラウザベースで効率化できるサーバ管理パネルです:

  • サイト・ドメイン・SSL・メールの一元管理
  • WordPressの複製や更新もGUIで簡単
  • VPSやクラウド環境への導入がスムーズ(例:Clara Cloud、Vultr、ConoHaなど)

GUI操作が中心なので、エンジニアでなくても直感的に扱えるのが最大の魅力です。

【徹底比較】Pleskライセンスの違い一覧(2025年版)

機能/項目 Web Admin Web Pro Web Host
管理可能ドメイン数 最大10 最大30 無制限
WordPressツールキット 機能制限あり(※) 全機能利用可 全機能利用可
サブスクリプション管理 × × ◯(顧客ごとに分離管理可)
メール機能
SSH/ファイル管理
Git連携 ×
Reseller(顧客分割)機能 × ×

WordPress Toolkit(Web Admin)は「簡易版」となり、以下の機能が使用できません

  • ステージング環境の作成
  • サイトのクローン作成(複製)
  • 自動更新
  • セキュリティスキャン

出展:https://www.plesk.com/editions/

【現場視点】制作会社が重視すべきPleskの機能3選

1. WordPressツールキット(Pro以上で全機能が有効)

  • ステージング環境の構築(本番と別に検証環境を作れる)
  • サイトのクローン作成(構成コピーが一瞬)
  • 自動更新・セキュリティスキャン機能(保守工数削減)

👉 管理するサイトが増える制作会社ではこれらの機能がないと逆に非効率です。

2. クライアントごとのアカウント分離(Web Host)

  • サブスクリプション単位でドメインやメール、権限を分離
  • 担当者別やプロジェクト別にアクセス権を設定可
  • セキュリティ事故の予防にも効果的

3. Git連携(Web Pro以上)

  • GitHubやGitLabと連携し、Pleskに自動デプロイ可能
  • テーマやカスタム開発を行う制作会社に重宝される

【必見】制作会社におすすめのPlesk追加オプション

オプション名 用途・主な機能 活用シーン
WordPress Toolkit

※Web Pro / Web Host には標準で含まれています

ステージング環境の構築、クローン作成、自動更新、セキュリティチェックなどのWordPress管理機能を追加 Web Pro / Host は標準搭載。Web Admin でも有償追加は可能ですが、価格差が小さいため Web Pro を選ぶ方がコスト面・構成面で合理的です。
ImunifyAV(無料/有償あり) マルウェアスキャン、脆弱性検出、感染ファイルの自動隔離や通知(Pro版) WordPress案件が多い制作会社の保守契約対応やセキュリティ対策に有効。
SSL It!(無料) Let’s Encrypt等の無料SSLをPlesk上で一括管理・更新 SSLの導入・更新忘れを防ぎ、複数ドメインを扱う制作現場では必須級
Language Pack(日本語) Pleskの管理画面を日本語UIで利用するための言語パック サーバとPleskがセットで提供される場合には不要なことが多いです。ライセンス単体で購入し、自力インストールする場合は必要になることが多いため、事前確認が重要です。
クララのPleskサポートサービス

(Standard/Professional)

エラー内容の確認、操作方法の案内、設定支援(ProfessionalはPleskへのログイン対応あり) 制作会社が自社でPleskを運用しながらも、困った時に相談できるサポート窓口がほしい場合に最適。サポートレベルに応じて2種のプランをご用意。

 

📋 Imunifyシリーズのライセンス体系と機能比較

機能 ImunifyAV ImunifyAV+ Imunify360
マルウェア検出
自動スキャン
自動削除・隔離
通知メール
評判管理
WAF / IDS / IPS
Proactive Defense / KernelCare等

 

💡 制作会社の導入判断の目安

利用シーン おすすめのプラン 理由・特徴
最低限のセキュリティスキャンを入れておきたい ImunifyAV(無料) 手動スキャンでマルウェアの検出が可能。導入も簡単で、無料でリスク軽減が図れる
顧客と保守契約を結んでいて、定期的なチェックや通知を自動化したい ImunifyAV+(有償) スケジュールスキャン・通知メール・自動削除などが可能。保守対応の信頼性が上がる
WordPressサイトが狙われやすい/攻撃リスクが高い案件が多い Imunify360(上位版) WAFやIDS/IPSなど包括的に防御。高セキュリティが求められる場合の最終手段クララのようなマネージド環境とセットで検討が現実的。

 

【運用例別】制作会社に合ったPleskライセンスの選び方

10サイト以内/まずはお試し → Web Admin

  • WordPressツールキットに制限があるため、実験・簡易運用向け

● 20〜30サイト前後を一括管理 → Web Pro

  • すべてのWordPress管理機能をフル活用可

  • 日常の保守や管理が劇的にラクに

● クライアント別に分けて管理 → Web Host

  • 顧客ごとに環境を完全分離可能。大規模制作・代理店向け

【FAQ】よくある疑問と注意点

Q. Web Adminで十分では?

→ 多くの方が「WordPressツールキットの制限」で後悔されています。
ステージング環境や複製機能が使えないと、実運用では支障が出やすく、Web Pro以上を推奨します。

Q. WordPressの複製やステージングって、本当に簡単にできますか?

→  はい、Web Pro以上のライセンスでは、WordPress Toolkitを使ってボタン1つでステージング環境の作成・本番への反映が可能です。複製やテーマの検証も簡単にできるため、保守工数やヒューマンエラーの削減に役立ちます。

Q. 冗長構成はできるの?

→ Pleskは単一ノード設計が基本。HAや冗長構成を求める場合は、他の構成(ロードバランサ+バックエンドなど)をご検討ください。

 

【まとめ】クララのおすすめと導入サポート

Pleskは強力なツールですが、ライセンス選びや構成設計を間違えると効率が大きく下がります
クララでは、制作会社の業務フローや運用体制に合わせた最適な構成をご提案します。

 

🎁 無料相談・構成提案はこちらから

「うちにはどの構成がベストか知りたい」
「今のクラウド環境にそのまま使える?」
そんな方はぜひご相談ください。

 👉 [クララのPlesk構築・運用サポートページ]

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