今さら聞けないシリーズ:OSって何?
こんにちは!
気づけば大食い動画を見てしまう20新卒の山崎です。2020年4月から、クララ株式会社の新入社員となりました!
エンジニア志望で入社した私が、改めて学び直したこと、知っていたつもりで理解出来ていなかったことを、今さら聞けないシリーズと題して、記事に纏めていくことにしました。
記念すべき第1回目はOSについてお話していきます!
この記事の目次
OSとは
OSとはOperating Systemの略で、アプリケーションとハードウェアの中間に位置し、アプリケーションやデバイスを正常に動作させるためののソフトウェアのことです。端末を動作させるだけでなく、ハードウェアなどの各リソースの管理も、OSの大事な仕事です。
OSには様々な種類が存在しています。スマホ用のOS、パソコン用のOS、そしてサーバ用のOSです。例えばWindowsであればWord、Excel等が有名ですが、このOffice系のソフトは、Linuxではデフォルトでの使用は出来ません。
このようにOSごとに使用できるアプリケーションが異なることもあり、使用用途に合わせてOSを選択します。そのため、OSこそがPCの性格を表すと言われることもあります。
スマホのOSといえば… ・Andorid ・iOS |
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パソコンのOSといえば… ・Windows ・Mac OS |
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サーバのOSといえば… ・Windows系 ・Unix系(Linux) |
スマホ用・PC用のOSについては、どちらもクライアント端末用のOS、クライアントOSといわれるものですね。
私たちが毎日スマホやPCで利用するこのOSは、GUI(Graphical User Interface、グラフィカル・ユーザ・インターフェース)が優れており、ユーザーが操作しやすいグラフィカルな機能が特徴です。
また、クライアントOSがサーバOSとは異なる点として、同時接続台数があげられます。自宅のパソコンも、自分のスマホも、何百台もの端末に同時に接続するような使い方はしません。そのためクライアントOSは、同時に多数の端末に接続する機能は有していません。プリンターやネットワークに接続する最大数は、せいぜい20台程度です。
それ以上の台数と接続するときに活躍するのが、サーバOSです。
サーバOSの種類について
先ほどご紹介したサーバOSのWindows系とUnix系は、更に細かく以下のように分類されます。
- Windows系
- Windows Server Standard Edition
- Windows Server Datacenter Edition
- Unix系(Linux)
- Red Hat Enterprise Linux
- Cent OS
- Ubuntu
- Solaris
サーバOSは何がメジャーなのか?
Windowsが主流だったデスクトップOSと異なり、サーバOSではUnix系が多く使われています。このような結果になった理由をメリット・デメリットを上げて説明していきます。
■Windows系
Microsoft社によって開発され、2000年代以降に世界で最も普及しています。
GUI(マウスや指で操作できる画面)を採用し、歴史が長いことから多くの人が利用したことがあるOSではないでしょうか?
<メリット>
- GUIで操作が簡単
- クライアントOSがWindowsの場合、親和性が高く管理しやすい
<デメリット>
- コストがかかる
- ソースコードは非公開の為、利用するにはライセンス料が必要。また、サーバに接続する分だけ利用料金を払う必要がある
■UNIX系
Unix系の代表と言えば上記のRed Hat Enterprise Linux・Cent OS・Ubuntu等があげられます。これらの違いは様々ですが、大きな違いは有償版か無償版かということです。ちなみに多くの企業サーバで利用されているのは無償版です。今回は特に利用が多いUbuntuについてメリット・デメリットを説明していきます。
<メリット>
- コスト
オープンソースの為、ライセンス料・更新料がかからない - カスタマイズの柔軟性
Linuxはシンプルに設計されている為、必要に応じてツールを追加することができる
また余計なものが入っていないので、他のOSと比べると軽いと感じる - セキュリティの高さ
iptableといったツールが優れているためセキュリティを強化できる
<デメリット>
- 操作が難しい
コマンドがメインなので、最低限の知識が必要になる - カスタマーサポートがない
サポート期間は存在するが、カスタマーサポートは存在しない。一方で、Red Hat Enterprise Linuxでは、有償の為、カスタマーサポートを受けることが出来る。 - デフォルトで日本語が使えないことがある
もともと英語圏で誕生したため、自力で環境を設定する必要がある
■Red Hat Enterprise LinuxとCent OS
先ほどこの2つの違いは有償無償とサポートの有無と伝えましたが、実はRed Hat Enterprise LinuxとCent OSは親子関係なんです!というのも、CentOSのソースはRed Hat Enterprise Linuxをもとに作られています。なのでバージョンアップのタイミングや商用アプリケーションの対応に違いはありますが、似た者同士と考えても差し支えないでしょう。
■CentOSとUbuntu
この2つはどちらも無償版ですが、明確な違いがいくつかあります。
- ベース
CentOS→Red Hat Enterprise
Ubuntu →Debian - 方向性
CentOS→安定したサービス
Ubuntu → 先進性 - パッケージ管理の仕方
要因としては歴史的背景も考えられますが、上記の理由からLinuxはサーバOSとして人気があるようです。
■サーバOSの特徴 まとめ
それぞれのサーバOSの紹介や、クライアントOSとの違いを上げてみましたが、特徴はつかめたでしょうか?
- 無料のソフトウェア(OSS)が多く利用されています。
例)Linux系やapache(Webサーバ)、MySQL(DBサーバ) - 複数アカウントで利用されることを前提としています。
- 管理者の集中管理が容易になるようなシステムです。
- コマンドラインでの操作が一般的です。
Linuxはshell、WindowsはPower Shell - 一般的には単一のサービスを提供するコンピューターであり、高性能ですが多機能ではありません。
新卒山崎が触ってみたいOS
最後まで見ていただき、ありがとうございます!
今回は色々とOSについて語りましたが、皆さんはどのサーバOSをご利用されていますか?私は、今回ご紹介したOSは全て触ってみたいと思います!CentOSやUbuntuは勿論、エンタープライズ系のWindowsすべて試してみたいと考えています。はじめは、自宅のテストサーバでやるとしたら難易度が低いUbuntuからスタートしてCentOSでコマンド操作を勉強してみましょうかね((´∀`*))ワクワク
ただ、有償のWindowsやRHELにも触れてみたいがどうしよう・・・お金がかかるorz
と、思いきや!
クララでは検証用のマシンやクラウドのアカウントが提供されるんです!!
これにて一件落着~~♪
今後も今さら聞けない情報をお届けしていきます!お楽しみに!