Nutanix認定資格とは?資格を取る条件などを紹介
IT関係のサービスを顧客に向けて提供し、よりよい環境を整える手助けをしてくれる「Nutanix」には、認定資格があります。
教育プログラムの一環として実施されていますが、具体的にどのような内容になっているのでしょうか。詳しい内容を紹介していくので、参考にしてみてください。
この記事の目次
「Nutanix」認定資格とは?
様々なサービスを提供している「Nutanix」は、顧客などパートナー向けの教育プログラムの一環として「Nutanix」認定資格を実施しており、「Nutanix」のソリューションを正しく理解しているのか、確認することを目的として提供されています。提案・導入するためには、正しくソリューションの中身を理解していることが大切なので、それを証明する制度として認定資格が実施されているのです。
「Nutanix」の認定資格は、主にセールス向けとエンジニア向けに構成されていて、それぞれセールス向けはNSA、エンジニア向けはNCP・NSS・NPXがあります。セールス向けのNSAは、4つのレベルで構成されていて、セールス・プリセールスエンジニア向けの資格として、実施されているのが特徴です。4つのレベルとは、NPSRがレベル1・NPSSがレベル2・NPSCがレベル3・NPSXがレベル4となっています。
NPSCとNPSXは、「Nutanix」ソリューションの販売実績が条件の1つとなっているため、認定資格を取得するのが難しくなっていますが、NPSRとNPSSはオンライントレーニングとして取得することが現実的な物となっているでしょう。
NPSE
セールス関連やプロダクトのデモなど、セールスエンジニア向けの認定資格となっていて、「Nutanix」商品について、詳しい知識を有していることが重要になっています。
NCP
データセンター環境のAOS5.5の導入・管理・トラブルシューティングスキルを確認するための資格とされていて、NPPの後継資格となっています。NPPよりも試験内容が厳しく設定されており、認定資格取得の難易度が高くなっているのが特徴です。また受験者の識別と試験中のプロセスモニタリングするリモートで試験監督を行う方法が実施されています。有償試験で、上位資格としてNCAPがあるので、取得を目指して学んでみましょう。
NSS
Nutanix Platformで引き起こされるトラブルを解決できる能力を認定する資格で、サポートスペシャリストであることを証明する物になっています。元々は、認定サポートパートナー向けとして実施されていた資格でしたが、現在の認識的には利用顧客でも取得が可能です。
NPX
「Nutanix」認定資格の中でも、最上位の資格とされている物で、自分が設計したソリューションのドキュメントを用いて応募し、レビューが合格した後に、審査員にプレゼンをする必要があることから、難易度が高いのが特徴です。
「Nutanix」認定資格を取るためには?
「Nutanix」の特徴は、基本的に無償で取得することができる点です。希望する方がいれば、有償クラスルームトレーニングを受講することもできますが、ほとんどはオンライントレーニングを受けることができ、オンラインテストにパスすると取得することができます。オンライントレーニングとテストは、「Nutanix」のeducationポータルであるnu.schoolに登録することで受けることが可能です。受講した後は、テストを受けるだけなので、誰でも気軽に取得するチャンスはあります。
「Nutanix」認定資格を取得するメリット
「Nutanix」の認定資格は、セールス向けとエンジニア向けと用意されていますが、取得することでどのようなメリットがあるのでしょうか。詳しい内容を紹介していくので、参考にしてみてください。
1. 「Nutanix」ソリューションを理解している証明
「Nutanix」認定資格は、「Nutanix」ソリューションを理解しているかどうか、判断するための資格であるため、提案・導入を進めるためには、ある程度内容を把握しておくことが大切です。「Nutanix」ソリューションに対して、一定の理解がある証明として「Nutanix」認定資格が必要になるので、確かな知識が備わっている証明として取得するメリットがあります。
2.エンジニアとして能力がある証明
エンジニア向けの「Nutanix」認定資格を取得することで、エンジニアとして確かな能力が備わっている証明になります。「Nutanix」商品にトラブルが発生した場合、速やかに解決に迎える人材として認識されるので、テクニカルエンジニアとして高い評価を得ることができるでしょう。
3. 「Nutanix」のサービスを利用する際の知識を得ることが可能
「Nutanix」のサービスを理解し、運営するためには「Nutanix」認定資格を取得し、一定の知識が備わっていることが大切です。
オンライントレーニングを行い、資格取得に向けて学ぶことができるので、「Nutanix」のサービスを利用する上で、大きなメリットとなるでしょう。
まとめ
「Nutanix」認定資格は、セールス向けとエンジニア向けがあり、それぞれ特性が異なります。学習し、取得することで「Nutanix」を運用する上で大きな助けになるでしょう。難易度は認定資格によって異なりますが、より上位の資格を取得することで、「Nutanix」ソリューションについて、理解があることを証明することができます。また「Nutanix」認定資格はオンライントレーニングで、誰でも学ぶことができるので、「Nutanix」のサービスを把握することで、より効率のいい運用を実現することが可能です。