オンプレミスでのインフラ体制の維持が難しくなった
エンドクライアントの大規模なシステム更改を前にサーバ増設の必要性が持ち上がり、現状の体制ではインフラの維持が難しいことが見込まれていた。
Sler システム更改
担当者 | インフラソリューション事業部 東京技術営業部 技術課 テクニカルマネージャ 枡見 周彦 氏 大迫 章平 氏 |
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事業内容 | 土木・建設を中心に「IT」と「設計技術」を融合させた独自ソリューションを提供 |
URL | https://www.jip-ts.co.jp/ |
利用サービス | Clara Cloud専有 |
ジャンル | 橋梁・インフラ |
要点 | システム更改への対応、拡張性、コスト削減 |
我々が物理サーバからの乗り換え先としてClara Cloudを検討した背景には、あるエンドクライアントの大規模なシステムリニューアルがありました。そのエンドクライアントに対して、我が社は約10年に渡りデータセンタに設置した物理サーバにてシステム運用・開発を行っていたのですが、当時予定されていたのが通常の既存システムのリニューアルに加え、他のシステムと統合することにより、新たな要件がいくつも追加されたかなり大規模なシステムリニューアルだったのです。
そのため、必要なサーバの台数が大幅に増えることが予定されていました。開発は対応することが出来たとしても、物理サーバの台数が増えていく中で、インフラ運用の面でこれまで通りの体制ではサービスレベルの維持が難しいのではないかと不安になっているときに、クララさんが提供するNutanixベースのClara Cloudを知りました。
これまでは物理サーバを利用していましたので、サーバを1つ新設しようとすると、サイジング・予算確保用の資料作り・エンドクライアントへの提案及び説明・予算取り・サーバ購入手配など、様々な対応が必要でした。
また、それはエンドクライアントにとっても同様で、サーバを新設するとなると、及び腰になってしまうような一大仕事でした。
ですがClara Cloudを導入したことにより、同クライアントの新しいシステム開発要件もClara Cloud上のリソースを活用できるので、新規物理サーバの都度購入が不要となりました。 また、サイジングについても、NutanixベースのClara Cloudであれば仮想マシンへ割り当てる各リソースの増強が簡単に出来るため、オーバーサイジングの必要が無くなり、より柔軟な対応が可能となりました。
初めてこのClara Cloudを紹介されたときは、衝撃でした。『これだ!』と思いましたね。ご提案いただき、検証を進める時点から、今後の提案や運用、エンドクライアントとのやり取りがガラッと変わる未来が見えました。
NutanixやHCIは、主なパブリッククラウドと比べると知名度が低く、エンドクライアントにどうメリットを分かり易く伝えていくかが課題でしたが、クララさんがハンズオンだけでなく、同社の社内エンジニア・営業向けに研修・勉強会を実施し、エンドクライアント向けの提案資料も共に作成してくれたので、提案は非常にスムーズに進みました。
サーバ移行作業についても、クララさんには全面的に移行プランについてご協力いただき、トラブルなく移行することができました。
移行プランはかなり複雑なステップを要しましたが、事前に立てた綿密なプランのおかげでスムーズに進めることができ、クララさんの技術力の高さを改めて感じたところでした。
また、当社では可用性が重視される案件において、Nutanix製品に担保されているハード面での冗長性に加え、ソフトウェア面での冗長性を確保するため、DRBDを組んでいます。
このDRBDの構成においても、Nutanix内での構成を可能にするなど、クララさんから期待レベルを超えた提案をしていただき、非常に助かっています。
常に業界内外の最新の技術・情報にアンテナを張り、良いものを引っ張ってきて、顧客に提案してくれる。こういった目利きが優れており、新しい製品の検証を推進しているのが、昔からクララさんの素晴らしさだと思います。
これからも高い技術力で引き続きサポートをお願いします。